本稿は以下の構成となっています。
同一マシン上で Geronimo の複数インスタンスを実行させることができます。現仕様では、Geronimo の複数インスタンスは Geronimo 導入先 <geronimo_home> の以下のディレクトリーを共有します。
- bin
- lib
- schema
- repository
各インスタンスは <geronimo_home>/<instance_name>
にある以下のコピーを持ちます。
- var
- deploy (hot deployment)
bin, lib そして schema は読み取り専用ですので、インスタンス間で共有可能です。リポジトリーは共有されます。つまり、アプリケーションがあるインスタンスにデプロイされるとデプロイ済のモジュール・リストに掲載されますが、その他のインスタンス上では稼動していません。
新規サーバー・インスタンスの作成
Be Careful
Geronimo のフレッシュ・イメージで開始します。デフォルト・インスタンスを実行させるために使用したイメージを使わないでください。
foo
という名前のインスタンスを作成するには以下の通り実施します。全インスタンス・データを <geronimo_home>/foo
ディレクトリーに配置します。下記に名前のあげられたディレクトリーはすべて <geronimo_home>に関連があります。
mkdir foo
- var を foo にコピーします。
foo/var/config/config.substitutions.properties
ファイルを編集し、 portOffset の値を変更します。 さまざまなインスタンスに対して、10, 20, 30.. と試してみてください。
例
var をテンプレートとして使用します。
- ディレクトリー名
servers
の下にあるインスタンスを作成し、var
をservers/geronimoi
にコピーし、各インスタンスの portOffset を変更します。 - ith インスタンスを実行するために、 org.apache.geronimo.server.name property を servers/geronimoi に設定します。
インスタンスの実行
- システム・プロパティ
org.apache.geronimo.server.name
をインスタンス名に設定してから、サーバーを始動します。<geronimo_home>/foo
に位置するfoo
という名称のインスタンスとして、シンタックス-Dorg.apache.geronimo.server.name=foo
を使用し、GERONIMO_OPTS
環境変数に追加します。Windows Hint
set GERONIMO_OPTS=-Dorg.apache.geronimo.server.name=foo
- Start the server using 1.9.7. startup
1.9.7. startup を参照し、サーバーを始動します。<geronimo_home>/bin/startup
- このインスタンスを 1.9.6. shutdown するために RMI Naming port (デフォルト 1099) のポート番号を使用します。
<geronimo_home>/bin/shutdown --port=<port_num>
- このインスタンスにアプリケーションをデプロイするためにRMI Naming port のポート番号を使用します。
<geronimo_home>/bin/deploy -port <port_num> deploy ......
1.6. Geronimo 管理コンソール も参照してこれら操作を実施ください。正しい HTTP ポート (デフォルト 8080) を使用し、インスタンスへ接続してください。
デフォルト・インスタンス
デフォルトのインスタンスには名前がありません。つまり、 <geronimo_home>/var
から実行されます。削除もできます!
Coming Soon!
'geronimo' デフォルト・インスタンスが作成され、以下により実行されます。インスタンス・データには <geronimo_home>/geronimo
を使用します。
<geronimo_home>/bin/startup
その他拡張した点
複数のリポジトリーを使用するには:
1.7.1. 複数リポジトリー